【BTI 2022年度決算】配当の現地税非課税、高配当が魅力

企業分析
スポンサーリンク

基本情報

会社名:British American Tobacco p.l.c.

ティッカー:BTI

BTIはイギリスに拠点を置くたばこ銘柄です。

イギリスのADRなので、米国では課税される配当金に対しての現地税が非課税となるのが嬉しいですね。

たばこ銘柄のBTIは例にもれず高配当なので、この非課税の恩恵は大きいでしょう。

株価はここ4年ほど35~45ドルで横ばいです。

2017年ごろまでは上昇基調でしたが、米国のFDAがメンソールたばこの販売禁止を検討しているとのことで2018年に入り急落。

1年で半分ほどの株価になっています。

BTIの決算報告書はこちらから(2022年度)

事業概要

BTIは以下の製品ポートフォリオを持っています。

  • Vapour(Vuse):液体を加熱して蒸気を吸入する製品。有毒物質が大幅に少ない低リスク製品。
  • THP(glo):たばこを燃やすのではなく低温で加熱してエアロゾルを吸入する製品。
  • モダンオーラル(ニコチンポーチ):煙の出ない経口ニコチン製品。唇の下に置いて口内の組織から吸収される。
  • トラディショナルオーラル(Grizzly,Kodiak)
  • 紙巻きたばこ
スポンサーリンク

2022年決算

  • Vuseのシェアが拡大しており、消費者獲得数は160万人増の1,000万人で上位5つの市場すべてで成長。収益は恒常為替レートで44%アップの14億3,600万ポンド。
  • gloの消費者獲得数は2,000万人増加。収益は24%増の10億6,000万ポンド。
  • ニコチンポーチも収益が増加。45%アップの3億9,800万ポンド。
  • 伝統的オーラル製品のGrizzlyとKodiakの収益は8.2%増の12億900万ポンド。
  • 紙巻きたばこの収益は微増の230億3,000万ポンド。ただし為替の影響による増加で、販売量は5.1%低下している。

連結損益計算書 P/L および 連結貸借対照表 B/S

P/Lはたばこ銘柄らしい、売上原価が少なく営業利益の割合が多い形となっていますね。

B/Sも純資産が豊富で資金繰りには余裕がありそうです。

流動資産にくらべて固定資産の割合が多いようにも思えますが、流動資産も少ないので目先の負債は問題なく返済できそうです。

連結キャッシュフロー計算書 C/Sと売上高推移

稼いだ利益で投資と返済を行っている健全なC/Sです。

2017年はReynolds American Inc.の買収を行ったことで投資活動での流出が大きくなっています。

営業利益率は30%後半をキープしており高水準。

売り上げは3年ほど横ばいだったのが、昨年は為替レートの影響もあり7.7%上昇しています。

配当性向は高めで推移しており昨年は約62%。

たばこ銘柄は業態が成熟していますので株主還元が高めですね。

売上高としてはまだまだ紙巻きたばこが多くを占めていますが、PMと同様にgloなどの低リスク製品へ軸を移していく方針のようです。

たばこと規制や訴訟はセットのようなものですが、これらを受けながらも今日まで成長してきた業界です。

不安要素がありつつも高配当の魅力からBTI株を買ってしまうというのは、たばことニコチンに似た中毒性を感じますね。

今は規制が厳しい紙巻きたばこから、低リスク製品群への移行の途上です。

逆風があれど今後も存続していくのではないでしょうか。

最後に、本記事は私が決算書を読む練習を兼ねて作成したものであり、あくまでも参考としてご覧いただきたいと思います。

私自身も一般人であり、投資に関する判断はご自身の責任で行っていただきますようお願いいたします。

また、この記事においてもう少し掘り下げて欲しい部分や、間違いがあった場合にはご指摘いただけると大変助かります。

You only live once. 全力を尽くしましょう!

関連記事もどうぞ

コメント

タイトルとURLをコピーしました