【LMT 2022年度決算】軍用機や防衛システムの航空宇宙企業

企業分析
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基本情報

会社名:Lockheed Martin Corporation

ティッカー:LMT

ロッキード・マーチンはアメリカ最大の軍用機メーカーです。

売上高の73%がアメリカ政府に対してのもので、ほかの業種と比べて毛色が違う企業となっています。

株価はここ3年で約1.5倍。波がありながらも右肩上がりが続いています。

日本でもPAC-3の配備などがニュースになることがありますが、このPAC-3はLMTの製品になります。

今後は防衛費を拡大するということで、私たちの税金がLMT製品の購入に使われるかもしれません。

そのときLMTの株を持っていれば、配当金という形で間接的に税金を回収しているという考え方もできます。

あまりなじみのない業種ではありますが、投資を考えてみてもよいかもしれませんね。

LMTの決算報告書はこちらから(2022年度)

事業概要

セキュリティ、航空宇宙関連の研究・設計・開発を行うグローバル企業。

航空、ミサイル及び火器管制(MFC)、ロータリー及びミッションシステム(RMS)、宇宙の4つのセグメントで事業を展開しています。

航空:戦闘機、無人航空機、高度軍用機の研究・設計・開発。F-35戦闘機が主軸。

MFC:防空及びミサイル防御システム。PAC-3(迎撃ミサイル)など。

RMS:軍用・商用ヘリコプター、水上艦艇、海上・陸上のミサイル防衛システム、レーダーシステム、海上・空中のミッション及び戦闘システムなど

宇宙:衛星、宇宙輸送システム。国家安全保障システムをサポート。

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2022年決算

連結損益計算書 P/L および 連結貸借対照表 B/S

売上の73%がアメリカ政府と偏っているものの、売掛金貸倒のリスクがなく安定しているのはメリットでしょうか。

一般消費者向けのサービスではないため、広告宣伝費などの販管費が少なく売上原価の割合が高いです。

売上原価は高く、営業利益率は12.7%となっています。

B/Sは流動資産が多く、負債の返済は問題なさそうです。

連結キャッシュフロー計算書 C/Sと売上高推移

キャッシュフローは健全な形。

営業活動の利益を投資と返済に回しています。

2015年はシコルスキー買収のため90億ドルの支払いと借入をおこなっており、投資活動で支出が大きく財務活動がプラスとなっています。

売上高は年々増加していましたが、2022年は微減。

これは主にRMSの製品売り上げが減少したからとのことです。

Black Hawkの生産量減少とトレーニングプログラムの売り上げが減少したことで、売り上げが6億7,000万ドル減少しています。

営業利益率は13%前後で安定。

堅実な財務状況なので今後も期待したいです。

配当金は連続増配中。

配当性向は50%ほどとバランスが取れていると思います。

2017年の配当性向が外れ値となっていますが、2016年にLMCFT事業を売却して資産減損費用を計上したため、純利益が大きく減少したようです。

最後に、本記事は私が決算書を読む練習を兼ねて作成したものであり、あくまでも参考としてご覧いただきたいと思います。

私自身も一般人であり、投資に関する判断はご自身の責任で行っていただきますようお願いいたします。

また、この記事においてもう少し掘り下げて欲しい部分や、間違いがあった場合にはご指摘いただけると大変助かります。

You only live once. 全力を尽くしましょう!

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